【主旨】 新しい医薬品モダリティとして、エクソソームが注目されています。エクソソームは、細胞から分泌される小胞で、細胞間の情報伝達を担うとされていますが、医薬品としては極めて複雑な構造・組成を持つことから、実用化に際しては、品質管理が課題の一つとなります。エクソソーム製剤の実用化には何が必要か、品質評価を中心にご講演いただきます。併せて、参加者とのディスカッション・情報交換の場を設けます。
【概要】
1.日 時 2024 年4 月12 日(金) 15:30-17:25
2.形 式 オンサイト開催 (配信はありません)
3.会 場 LINK-J ラウンジ
( Google マップ https://maps.app.goo.gl/thwyWx5oJ8aunGdv5 )
〒210-0821 川崎市川崎区殿町3-25-10
Research Gate Building TONOMACHI(RGBⅡ) 1 階
4.定 員 30 名(先着順)
5.参 加 費 無料
6.参加申込 参加・聴講を希望される方は事前の申し込みが必要です。
申込はこちら⇒ https://ws.formzu.net/fgen/S78157165/
7.申込締切 2024 年4 月11 日(木) 17 時
※定員に達し次第受付を終了する場合があります。
8.参加方法 受付に名刺2 枚をご持参ください。 受付開始 15:15~
【プログラム】
15:30 開会 開会挨拶・注意事項 事務局
15:30-16:00 講演 「エクソソーム製剤の実用化に向けて、求められる評価技術に関する
課題と展望」
国立医薬品食品衛生研究所 生物薬品部 部長 石井 明子 先生
【概要】エクソソームは細胞内エンドソームに由来する粒子径100 nm 前後の
小胞であり、様々な生理活性を持つことから、新たな医薬品モダリ
ティとして期待されています。エクソソームの体内動態や薬理作用に
は、表面のタンパク質、糖鎖、脂質、内腔に存在する核酸等が関与す
る可能性が考えられており、医薬品としては極めて複雑な構造と組成
を持つため、エクソソーム製剤の開発過程では、先端的技術を用いた
特性解析とそれに基づく品質管理戦略の構築が重要となります。本講
演では、国立衛研で検討中のエクソソームを含む細胞外小胞の評価手
法について紹介します。エクソソーム製剤の実用化に向けて、求めら
れる評価技術に関する課題と展望について議論をお願いできれば幸い
です。
16:00-16:25 講演 「ナノトラッキング法によるエクソソームの粒子径/
ゼータ電位の評価」
ナノ医療イノベーションセンター研究統括
株式会社イクストリーム 取締役 一木 隆範 先生
【概要】マイクロ流路デバイスと散乱イメージングを組み合わせたナノ粒子計
測システムを構築し、個々の粒子のサイズとゼータ電位を同時に測定
するナノ粒子計測システムを開発しました。その基本原理とそのエク
ソソームの品質評価への応用について紹介します。
16:25-16:40 会社紹介「セルソース社の再生医療事業について」
セルソース株式会社 松川 隼也 氏
【概要】弊社は2015 年に創業して今年で9 年目を迎える会社です。これまで
血液や細胞加工の受託サービスを担い、再生医療のセントラルキッチ
ンとしての役割を果たしてきました。昨年12月より、生産技術・研究
開発の拠点を殿町のライフイノベーションセンターに移転し、事業拡
大に取り組んでいます。本発表では弊社のこれまでの事業と今後の事
業開発に向けた取り組みを紹介します。
16:40-16:55 会社紹介「住商ファーマインターナショナルのEV(エクソソーム)
研究支援体制について」
住商ファーマインターナショナル 西川 宜秀 氏
【概要】住商ファーマインターナショナルでは、American Type Culture
Collection(ATCC)の代理店活動を皮切りに創薬支援の観点で国内外
のバイオベンチャーの有する商材・サービスを紹介している。EV創薬
は未だ黎明期であるが、商用利用可能な原料細胞からEVの製造、品質
試験体制など日本国内での社会実装を見据えたサポート体制を構築し
ており、本会ではその概要と社会実装に向けた課題などを紹介する。
16:55-17:25 フリーディスカッション・意見交換会
17:25 閉会(中締め)
17:25- カフェタイム
【注意事項】
・参加者は感染防止対策にご協力ください。
・不測事態(事故や天災地変など)の事由で主催者の判断により開催の中止や運営方法の変更
をする場合があります。
・当日の様子は、報告等の資料作成のため、主催者側にて記録を保存させていただきます。
・参加者による撮影、録音、録画は固くお断りします。
・ライブ、アーカイブとも配信はありません。