概要
iPS細胞培養では、プラスチック等の表面にタンパク質由来の細胞外マトリックスを手作業でコーティングする工程が一般的ですが、作業負担や再現性のばらつきが大量培養の課題となっていました。
こうした課題に対し、高分子加工技術を応用した室温で安定的な細胞接着性ポリマーが開発され、実用化が進んでいます。本技術はiPS細胞等の大量培養へ道を拓くと同時に様々な分野への応用が期待されます。
本セミナーでは、ライフサイエンス領域の最前線として、再生医療や細胞製造の産業化において注目される「細胞接着性ポリマー技術」の開発背景や活用事例とともに、研究開発や事業化検討に役立つ視点をご提供します。
ライフサイエンス領域の最前線の新技術について、ご興味のある方はぜひご参加ください。
講師紹介

積水メディカル株式会社
花岡 秀樹 氏
■経歴
2002年 総合研究大学院大学で細胞生物学分野にて博士(理学)を取得。学位取得後、経済産業省支援の起業家養成プログラム Japan Entrepreneurship Training ProgramにてNortheastern Univ. (USA)へ留学。帰国後、産業技術総合研究所博士研究員等を経て2007年よりApplied Biosystems Japan (現Thermo Fisher Scientific) にて次世代DNAシーケンサーによる市場開発等に従事。
2015年よりThermo Fisher Scientific米国本社にてプロダクトマネージャーとして日本企業との医療機器共同開発プロジェクト等を推進し、2018年にイルミナ株式会社への転職に伴い帰国、アジア太平洋地域のマーケティングとしてゲノム医療の推進に関わる。2024年に積水化学株式会社に転職、再生医療分野にて国産新技術を用いた製品の上市、市場拡大に従事。
過去設立スタートアップ1社:株式会社AutoPhagyGO
こんな方におすすめ
・再生医療・細胞医療分野に関わりのあるスタートアップ・研究者の方
・バイオ・ライフサイエンス関連分野の新技術に興味のある方
・研究機関・大学等でスタートアップ支援をされている方
開催情報
・日時:10月6日(月)17:00-17:45
・締切:10月5日(日)18:00迄
・形式:オンライン(Zoom)
・スケジュール
16:55~17:00 開場
17:00~17:05 K-NICのご紹介
17:05~17:35 講義
17:35~17:40 質疑応答
17:40~17:45 事務連絡
17:45 終了
詳細
下記URLをご確認ください。